アイヌ民族はどのような世界観を持ち、どうして儀式をするのか
アイヌ民族は、動物や植物、山や川などの自然の他に、人間がつくった道具もカムイ(神)と考えています。カムイは、動物や道具に姿を変えて、人間の世界にいると信じているからです。
動物を捕えて肉や毛皮を手に入れたり、道具が壊れた場合などは、カムイを神々の世界に返す「送り」という儀礼を行い、最高の感謝の気持ちを表しました。礼を尽くすことで、再び自分たちのもとに姿を変えてやって来てくれると考えています。
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